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2016-06-08

役職も取引先もない会社、『うさと』のこと。


こんにちは!内田登代紀です。

今日は『うふふわ。』と2年前からコラボレーションをしている『うさと』についてちょっとお話します。

みんな現在進行形で、一お客様であり、一ファン。

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先日、コラボ布ナプキンを作らせていただいている『うさと』の九州のコーディネーター(出展者)が集うミーティングに参加してきました。

うさとジャパンのスタッフ山根さんが加わって…今後、九州でのうさと展示会をどうしていくか…のミーティングです。(ちなみに、うさとには”役職”がありません。社長も部長も課長もいない。上も下もなく、おおらかな”担当”があるだけ。)

ここでは自然な流れで地域のミーティングが行われているのだけれど…
よく考えたら、これって普通の企業のやっていることと比べたら、随分と特殊なことですよね。

なぜならば…、
このコーディネーター(出展者)は、
みんなみんな現在進行形で、うさとの一お客様であり、一ファン。
うさとの服に魅せられて。うーさん(デザイナーさとううさぶろう)に魅せられて…。
この命の服をたくさんの人に伝えたくて…うさとのコーディネーターになられた方ばかりです。(それぞれの全国の地域で、それぞれのやり方で、いろんな出展をされているこのコーディネーターは約90名ほどいます。)

でも、彼らは皆、うさとジャパンの社員ではありません。
でも、うさとの取引先「小売店」ともちょっと違う…。

そして、本部のうさとジャパンの社員と、コーディネーターと、コラボをしている別の会社の者(私)と一緒に…
『うさと』の仕組みについて、皆で意見や案を出し合っています。気持ちも出し合ったり…しています。

また、うさとジャパンと、「うさとタイ」との連携も、通常なら企業としては、ありえない流れがあります。…それは、日本からは発注(生産)の数、織りの糸や柄を一切指示しないのです。職人さんが、その時のインスピレーションで創りたいものを、創りたいだけ…創る。それが日本にただ送られてくるのです。全く安定なんてありません。

どういうことか、おわかりですか?

上下がないだけでなく、内も外もない…ということです。

あなたと、私。
あなたのお店と、私のお店。
あなたの心と、私の心。
それを紡いでいるのが…「うさと」というもの。

(もはや、会社とは呼ぶのも変な気がしてきます。)

世界へ羽ばたく、『うさと』

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うさとのタイやラオスで丁寧に作られた天然素材の服を、日本のコーディネーターが小規模でリアルで販売していく…その取り組みは世界が注目しています。

先日もサティッシュ・クマール※さんという、イギリスで“愛を学ぶ学校、思いやりの社会”【シューマッハー・カレッジ】という国際的な学校を設立された方が、その学校へ『うさと』のさとううさぶろうさんを招かれて、うさとの服を紹介しその心を伝えて来られ、このようなやり取りがあったそうです。詳細はこちら
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会場の皆さんからもたくさんの質問があり、
「どこで買えるの?」「インターネットでも買えるの?」など質問に対して

この服は手から手へ手渡すことを大切にしている。
日本全国にいる仲間が販売会を企画してくれている。
うさとの販売は服を買う人(着る人)も消費者ではなく一人の表現者(アーティスト)で
綿を育てる人から着る人まですべてが一つのアート(営み)だと捉えている。

といったうさぶろうの答えには興味を持って聞いて下さいました。

質問「販売をしてくれる仲間はどうやって探すの?」
うさぶろう「By chance!(偶然だね)」
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サティッシュ・クマール氏※1991年、イギリス南西部に、真に持続可能で豊かな社会をつくり出していくための国際的な教育機関【シューマッハー・ カレッジ】を創設。ここでは、机上の知識や理論を超えて、共同生活の中で実際の行動や経験から学ぶことが重視され、50人程度の小規模で、生徒から講師、スタッフまでが、ともに掃除や料理等、生活の基盤となる活動に参加しながら、開発・発展、食、経済、組織運営、精神的成長、持続可能性、平和、平等などについて総合的に学んでいます。カレッジ専従講師の他、様々な分野の第一人者(ヴァンダナ・シヴァ、ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ等々)も、短期講義をおこなっており、世界各国から多くの人々が学んでいます。

たっぷりと手間と時間をかけた『うさと』の布ナプキン。

うさとの布は、綿や麻などの自然の素材から、タイの女性たちが糸を紡ぎ、藍やマンゴーなどの草木染で染色、昔ながらの機械で機を織り、そして縫製された、全て手作りの服です。
 うさとの服 製作風景(タイ・イサン地方) 染めと織り編

2014年この貴重な服の端切れから、日本のママたちの手作り布ナプキン『うふふわ。』とのコラボレーション作品は生まれました。

規模の大きさは違いますが、私の会社もうさとの構造や理念と少し似ています。
外に働きに行きにくい年代のママたちがお家でできる手仕事。工場で大量生産ではなく…この商品が何の商品で、どんな意味があって、誰が喜んで、それが社会的にどう貢献できるのか?それを理解している女性たちによって、単なる「物」ではなくメッセージを込めた布ナプキンを作っています。
また、去年からは「つなぎ役」と呼ぶ、布ナプキンを広めるお仕事をする女性たちも少しずつ増えてきました。うさとでいうコーディネーターに近い存在かもしれません。

私の経営のコンセプトに

「できるだけ…固執せず、逆らわず、変化していく。」「みんなで創る。」というものがあります。
水のように…流れによって、人の流れや想いの流れによって、むしろ常に変化していくことが自然なこと。それは会社単位であっても対人であっても同じだと思っています。

一緒に居たい。一緒に何か生み出したい。

そんな気持ちが先立って、大切なことを伝え続ける原動力となっています。
素晴らしい活動をされている「うさと」とのご縁は本当に有り難く、これからも女性たちに、布ナプキンの心地良さを広げていけたらと願っています。

布ナプキン『うふふわ。』×『うさと』コラボレーション作品の詳細はこちら

(Danae:内田登代紀)


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